2020.08.30 10:37夏炉冬扇【かろ とうせん】夏の炉、冬の扇はその季節には役立たないけど、必要な季節には必ず役に立つという禅語です。そりゃ当たり前でしょ。とも思いますが、人によっても、暑さ、寒さの感じ方は違います。目に見える気温の数字だけでは、何がいつ必要なのかも人それぞれ。わたしたち生き辛さを抱えた親子も、頑張って学んだ生きやすさのはずなのに、時々あれ?上手くいかない。と、学びが活かされないと思うような方向へ行くこともありますね。
2020.08.27 14:05閑眠高臥【かんみんこうが】心に何の憂いも持たず、ただごろりと寝転がることという禅語です。ただ、ゴロゴロするわけではなく、心に何の憂いも持たないというところが大切です。そうすることで、自分の本当の気持ちと静かに向き合えることが出来ます。
2020.08.25 11:02且緩々【しゃかんかん】焦らず、慌てず、自分の出来ることを自分のペースでやればよいという禅語です。わたしたちは、人と足並みをそろえるように人と同じことをするように教育され、それが当たり前のように大人になりました。
2020.08.24 10:09開門福寿多【もんをひらけば ふくじゅおおし】門を開けば福が入ってくる。心の門も開いた方が良いものが入りやすい。でも、ただ開けばいいというものではなく、開く時の心構えも必要なんですよ。
2020.08.22 14:09吾道一以貫之【わがどう いつをもって これをつらぬく】自分の道を、これ、と決めてそれだけに向かって進むことだけでなく目の前の事一つ一つに誠実に向き合い貫くこと。ただ単純に、こうと決めたからにはやり抜く!という思いだけを大事にするのではく、今の自分の目の前の一つ一つにも誠実に向き合い、全力で生きることの大切さを表す禅語です。
2020.08.18 14:10帰家穏坐【きかおんざ】家に帰ってホッとくつろげる、穏やかになることをさす禅語です。家って不思議です。生まれ育った家も、一度出てしまえばそこはもう「実家」であって本当にくつろげるのは、自分の今住んでいる、生活している場所になります。
2020.08.16 10:44歩々是道場【ほほ これどうじょう】どこにいても、それがどんな場であれ、状況であれ、その場その状況こそ修行であるという禅語です。子育ても、ある意味修行です。その分、親子共々成長できるし、やりがいのあることです。
2020.08.14 01:27而今【にこん】過ぎ去ってしまった過去や、まだ訪れていない未来を思い煩っても仕方がない。今を大切にしなさい。という禅語です。先日、禅タロット師養成講座で、ピッタリなカードを解説したのですが自分の身にも、ピタリと当てはまることが起きました。
2020.08.09 14:18本来空寂【ほんらい くうじゃく】人は一人で生まれて来て、一人であの世に旅立っていく。一人で空へ帰っていくが寂しがることはない。という禅語です。誰もが一人で生まれ、一人で旅立つ。これはどんな人間も平等でしょう。そして、残される人間も皆、同じ悲しみを持つのだと思います。どんなに深く関わっても、代わってあげることも出来ないし、別れが辛くともそれぞれが、それぞれの人生を全うしなければなりません。
2020.08.08 14:41露【ろ】何もかもあらわになった状態をさす禅語です。今日は、振り仮名がいらないほど簡単に読めますね(*^^*)あらわになったということは、隠すことも出来ない、素のままだということです。
2020.08.06 09:25一夜落花雨 満城流水香【いちやらっかのあめ まんじょうりゅうすいかんばし】夜に降った大雨で、花は散ってしまったとしても、翌日、川の流れとともに花の香りが街中に満ちている。という禅語です。愛でる花は雨のおかげで散ってしまったけど、雨のおかげで散った花からの芳香が街中に充満する。まるで、大事に大事に育てた子どもが、反抗期を迎え、自分の道を歩み始めた時のようだなと思うのです。