門を開けば福が入ってくる。心の門も開いた方が良いものが入りやすい。
でも、ただ開けばいいというものではなく、開く時の心構えも必要なんですよ。
心を開く重要さは分かっていても、誰にでもいつでもオープンに出来るわけではありません。
ましてや、親子関係から生き辛さを感じている人にとって
人に心を開くこと=傷つくこと
でもあり、自分だけではなく家族も関わっているので、心を開くのは
とてもとても勇気のいることです。
それでも、やはり心を開くことは、生き辛さを手放すうえで欠かせないことです。
心を開かなければ、良いことが入って来ない=生き辛さを手放す方法が入って来ないからです。
家に誰かを招き入れる時
ようこそお越しくださいました。
とただ、門を開けるだけでしょうか?
きっと、事前にお越しになることを確認したうえ、掃除をし、お茶を用意し
家を訪ねて来られることを待つと思います。
反対に、急に来られても、散らかっていたらお帰り頂くかも知れません。
門を開ける時の心構えとは、迎え入れる心構え。
心を開く時の心構えとは、開けた時に入ってくるものを受け容れる心構えをすることです。
先ほど、生き辛さを手放すうえで心を開くこと欠かせない。と書きました。
一人では限界があるからです。
そして、その限界が来ているから生き辛さを抱えてしまったのです。
しかし、本人が望まなければ、手伝うことも、アドバイスも出来ません。
どうにかしたい、どうにかしなければと思っても、自ら
カウンセリングを受けようとする
誰かに相談する
改善できる方法を探す
という気持ちにならなければ
例え周りが
あれいいよ
この先生いいよ
こんな方法もあるよ
と、いいと思われることをどれだけ言っても、本人が望んだことではないので
心に入って行かないからです。
ですから、困りごとを抱えている人の周りにいる人は
何か出来ることがあったら言ってね
と伝え、心を開いてくれるまで待つ方が良いでしょう。
反対に、生き辛さを抱えている人は
ズカズカ入ってくる人には門を開かなくてもいいです。
その代わり、どうにかしたい。生き辛さを手放したいと思った時
心を開く心構えをして下さい。
そして、この人の力を借りたい
と思える人に出会えたら、勇気を出して心をオープンにして欲しいと思います。
<今日の禅語のまとめ>
【開門福寿多 もんをひらけば ふくじゅおおし】
生き辛さを手放したいと思った時は、心を開く心構えをして下さい。
そして、この人の力を借りたい、と思う人には勇気を出して心の門を開きましょう。
周りの人は、門を開いてくれるように、言葉かけをして
開いてくれるのを待ちましょう。
勇気を出して開いた門からは、たくさんの気付きと知恵が入ってきます。
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