夏炉冬扇【かろ とうせん】

夏の炉、冬の扇はその季節には役立たないけど、必要な季節には必ず役に立つという禅語です。


そりゃ当たり前でしょ。

とも思いますが、人によっても、暑さ、寒さの感じ方は違います。

目に見える気温の数字だけでは、何がいつ必要なのかも人それぞれ。


わたしたち生き辛さを抱えた親子も、頑張って学んだ生きやすさのはずなのに、時々

あれ?上手くいかない。

と、学びが活かされないと思うような方向へ行くこともありますね。

生き辛さを手放し、生きやすさを手に入れるため

セミナーへ行ったり、カウンセリングへ行ったり

親子関係を良くすること、親子関係の生き辛さを手放す努力をたくさんし


上手く行きつつあっても

その対応が全く通じない時があります。


そんな時

何の役にも立たない

と腐ったり、嘆いたりするのか


まあ、今回は仕方ないか。合わなかったのね。

とタイミングの問題だと気持ちを切り替え、違う対応をするのか


今日の禅語は、そんなことを諭してくれる禅語です。




今日わが家は家族で食事をする予定でした。

長女はバイトがあるので欠席。

次女は参加するというので、集合時間を決め

お店も予約しました。


しかし、約束の時間を15分過ぎても来ない次女。

これは予想の範疇なので、時間に余裕を持って予約していましたが

そろそろ確認しないといけないと思い、連絡すると


今日は行かれへん


と一言。

準備が出来てないから、行かれへん。まだ家出てないから行かれへん。


んー、朝はちゃんと起きてたから寝坊でもない。

文面から、メンタル落ちての不参加だなと判断しました。


家族ですから、落ち込んで外に出られないからドタキャンする

というのは何の問題もなく受け入れられます。

それはいいんです。


でも、待ってる人間に連絡もしないのはダメだと思います。

やはり、そこにわたしも腹立たしさを感じます。


だけど、今これ言っても逆効果だなと思ったので

分かった

と一言だけ、LINEして放置してます。


今回は、ドタキャンはいいけど連絡が来なかったことに対し


あぁ、それすらダメなのか

わたしは、何をしてきたんだろうか


という、悲しみが怒りとなって、自分の中に芽生えてきました。

だけど、その悲しみを、今伝えたところで伝わらないし

グッと堪え、3女と末っ子と夫婦4人で楽しく食事してきました。


いつものやり方が合わないこともあるんです。


やっぱり行かれへん。

そう連絡くれることもあるんです。


今日がダメなだけだった。

行けない時は、せめて連絡するぐらい、本当は出来る子。


そう思うと、腹立たしさもスーッと治まり

食事をしながら、気持ちを切り替えることが出来した。


今日は、タイミングが良くなかったんだと解釈しそっとしておくことにしました。

彼女なりに何か感じたら連絡が来るでしょう。


<今日の禅語のまとめ>

【夏炉冬扇 かろ とうせん】


当たり前も、いつも通りも

通じない時は通じない。


だからと言って、無駄ではない。


今までの、学びも

子どもとの関りも

別のタイミングで必ず役に立ちます。


自分が暑いと思っても(自分にとっては夏)

子どもは風邪気味で寒気がしていたのかも知れません(子どもにとっては冬)


その対応(扇)

は子どもにとっては今は必要ではないものですね。


風邪が治れば、また必要になるので、その時を待ち

その時に差し出してあげましょう。


その時が来るのを

今までの学びは無駄でもなく、これからも必要なもだという自信を持って待ちましょう。





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