無縄自縛【むじょう じばく】

縄もないのに、自らを縛ること。


周りがどうこうではなく、自分でがんじがらめになることってありますよね。

禅タロット 火のスート10 抑圧


このカードははっきりと縄でがんじがらめになっていますが

誰かに縛られているのではなく、自分自身でがんじがらめになっています。


まさに、無縄自縛ですね。


頑張り屋さんで、周りの期待以上のことをしようとする。

また、出来なくはないので、何とかこなすけど、そろそろ限界が来ている時を表します。


まるで、2年前の自分のようだなと思います。


2年前、わたしは夫に離婚を切り出しました。

日ごろの我慢の限界が来てしまったのです。


この時、わたしはお腹の中にあるものの、8割を吐き出しました。

全部ではありません。


1割は、どんな間柄でも言っていいことと悪いことがあると思ったから。

残りの1割は、こんな状況になってもまだ、自分の気持ちを吐き出すことが出来なかったのです。


相手を思いやっての1割はともかく、残りの1割は

吐き出した分の8割と変わらず、自分で我慢していたこと。


言っても分かってもらえない、とか

どうせ伝わらないから無駄だとか、そんな気持ちで言わなきゃいけないことも言わずにいた結果


身体に不調が出るという、まるで夫への拒否反応のような症状も出て

精神的にも限界を感じ離婚を告げたのです。


夫は承諾しましたが、一向に離婚へ向かわないのです。

承諾はしたものの、別れる気はなかったのでしょう。

1年かけて、修復作業をしてくれました。


関係修復に至っても、わたしの我慢する癖はマシにはなりましたが

なかなか良くはなりません。


時々、我慢の癖が顔を出して、一人でいっぱいいっぱいになりグルグル巻きになって殻に閉じこもるのです。


それでも、自分で

あっ、また悪い癖出てるなと思ったら

冗談めかして、言いたいことを言うようになりました。


とにかく、ため込まないこと!!

これを1番大事にするようにしています。


夫婦仲が子どもに与える影響は、想像以上です。


子どものためにと、無理に一緒にいるぐらいなら別れた方がいいでしょう。

やり直せる余地があるなら、やり直せるに越したことはありません。


ただ、わたしのように我慢してしまうことで生き辛くなる人は

そこをクリアしなきゃ、離婚してもやり直しても同じです。


だから、わたしも我慢しすぎるとまた爆発しそうになるので、上手く吐き出すようにしています。


言いたいことを言い合える仲は、素晴らしいものですが

それを出来ないのに無理をする必要はありません。


自分の出来る範囲で、ため込まず、気持ちを伝えるようにしましょう。


<今日の禅語のまとめ>

【無縄自縛 むじょう じばく】

自分で自分をがんじがらめにしない。

絡まる前にロープをほどくようにしましょう。


自分で絡めてしまったロープは、自分以外の誰がほどくことも出来ません。


出来るからと言って、無理をし過ぎない。

自分が無理をし過ぎるタイプだということを自覚しましょう。


ロープをほどく術は何通りもあるので、出来ることにチャレンジしましょうね。


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