過ぎ去ってしまった過去や、まだ訪れていない未来を思い煩っても仕方がない。
今を大切にしなさい。という禅語です。
先日、禅タロット師養成講座で、ピッタリなカードを解説したのですが
自分の身にも、ピタリと当てはまることが起きました。
詳しい内容は書けないのですが、娘のことで少々問題がありました。今はもうひと段落しております。
問題が大きいか小さいかは、人それぞれだし、結果によっては大問題になることもありますが今回は、わたしの中ではアウト~な一件でした。
こんな時どうするか?を散々伝えてきたはずですが、伝わってなかったのです。
いや、伝わってたかもしれないけど、本人は実際に起こった事にスルーしてしまった。
知った母としては、いくら感情を抑えたところで
だから言うたやんかー!!
と、なるわけです。
言いながら、対処しながら
あぁ、全てそれは過去よね
と思いました。
だから、前もって注意したのに
とか
こういう時はこう対処しようね
とか、そう伝えたことは全て過去
娘のとった行動で
ああなるかも知れない
こんなことが起きるかも知れない
も、まだ起きてはいない未来
そのことに気付いてからは、今のわたしに出来ることは何だろう
感情を抑えつつも、不安な娘を責めてしまったわたしが今すべきことは何だろう
冷静さを取り戻しながら、そう考え、行動していました。
例えば、子どもがコップを割って手を切ってしまった時
真っ先に出るのは
だから気を付けなさいって言ったでしょう!!
という言葉が多いでしょう。
親もびっくりしているし、子どもが心配な時に限ってこんな言葉が出ます。
そう言いつつ頭の中は、傷口を確認して出血量も確認して
この傷が残ったらどうしよう。神経はやられてないか
今開いている病院はどこか・・
頭の中は目まぐるしく動いてることでしょう。
怪我をしているうえに、怒られてるので、子どもも萎縮しますよね。
でも、自分が言うことを聞かなかったからこんなことになったと思えば、泣くに泣けない。
この時、すべきことは何でしょう?
今を大切に、集中すると言っても
やはり、過去から繋がり、未来へも繋がっていきます。
気を付けなさいと言ったこと、それが守り切れなかったこと
その過去がなければ、次から気を付けるという未来もないでしょう。
傷が残ったらどうしよう、その不安がなければ今の対処も間違うでしょう。
でも、そんな過去も未来も、置いておいて
今自分が何をすべきなのか、それが大事なのです。
この怪我に関しては、怒るよりも、不安でパニックになるよりも
子どもの心のケアと、今診てもらえる病院を探すことですね。
怒ってしまったとしても、それも過去。
気付いた時に、フォローすればいいのです。
それも今、すべきことだから。
<今日の禅語のまとめ>
【而今 にこん】
起きたことは、通過すれば全て過去
こけても、立ち上がれば、こけたこともすでに過去
こけて立ち上がった時の周りの反応を想像するのは未来
今すべきことは何なのか?
こけた時なら、立ち上がること
立ち上がったなら、ズボンについた埃を払うこと
立ち上がって、ほこりも払ったなら、また歩き始めること
すべきことは、刻一刻と変わります。
過去も未来も見ている暇はないはず。
そう気づいたら、今に集中しましょうね。
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