柔らかく温かな春の日差しが降り注ぐ中
日々何かしらの芽吹き、成長がある事。
いつも見ている景色は変わらないようで、
日々刻々と新しい変化が起こっています。
先日、お友達のブログでヒヤシンスの開花の瞬間を
定点観測カメラで捉えたものを見ました。
あの、早送りで花が咲いて行く過程を見ることが出来るものです。
テレビなどで見慣れていると言えば見慣れているのに
不思議なことに、グッとこみ上げるものがあったんです。
そして、感じたのは
「ああ、子どもの成長と同じだ。
毎日毎日、同じこと言っても伝わらないと
思ってるけど本当は一部分でも伝わっていて、
それが積み重なり、知らん間に勝手に大きくなってるのよね」
そんな想いがこみ上げ、泣きそうになりました。
泣きそうになったのは、きっと親の傲慢さを
痛感したからでしょう。
いつまでも子ども、子どもだと思っていたのに
ある日突然、自分の手を離れたように、
子ども自身の世界を歩き出す。
特に、このシーズン受験という大きな壁を乗り越え
一回りも、二回りも成長した子どもを感じると、一抹の寂しさを
感じる方も多いのではないかと思います。
上の子2人に手を焼き、それなりに経験豊富なわたしも
もれなく、皆さんと同じ立ち位置におります(笑)
超が付くほど真面目で、それでもわが家の娘らしく
わが道を行く3女。
何を感じ、どんな行動を取るのかを見るのが楽しみでもあります。
いつも、破天荒なお姉ちゃんたちを見て
時に、同調するけど、基本よく分らんと言うスタンス。
そんな3女も、進路が決まったので羽目を外しております。
髪を染めてみたり(言うてもちょっと明るいだけ)
夜遅くまで遊んでいい?(門限10時を基本守る子)
基本ビビりなので、過去過保護だった親からすると
え?そんな程度でいいんですか?
という羽目の外し方だけど、ああそれなりに成長してるんだなと思います。
2学期に不登校一歩手前だった末っ子も
3学期は母が起こさなくても無遅刻無欠席を通しています。
子どもの成長って、花の開花の瞬間のように
どれだけ見守っていても見えないんですよね。
咲いてから気付く。
でも、咲いたことに気付けるのは
毎日、毎日、子どもから心を離さず、時に忍耐を持って
見守り続けて来た親だからこそなんです。
だからね、ほんの小さな成長でもいい。
親はそれに気付いたら、思いっきり褒めて認めてあげて欲しいと思います。
それが、ちょっと寂しけど
子どもがどんどん成長する原動力になるから。
<今日の禅語のまとめ>
【春光日々新 しゅんこう ひびあらたなり】
日々に変化や成長は、決して目には見えないほどの
小さなものかもしれないけど、子ども達は真っすぐ大きく
成長している。
親もまた、同じように成長している。
それに気付き、親がまず認めてあげることで
子どもの可能性の芽はグングン伸びて行きます。
そう、親が気付けたら、思えたら
春の陽だまりのように、穏やかで温かい家の中になるでしょう。
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