感応道交【かんのうどうこう】

仏の働きかけと、それを感じ取る人との心が通じ、相交わる事。

仏の力が人々の信仰の心に応えて、仏と人々との心が通じ合う事。


お互いの信頼関係があってこそ心が通じ合います。

そして、そこには相手を知りたい、相手の言わんとすることを知りたいという思いと

伝えたい。この想いを伝えたいという双方の想いがあるからこそ通じ合うのだと思います。

以前、PTAの人権講演会で「言葉のキャッチボール」

についてお話を聞いたことがあります。


ちゃんと説明したのに伝わらないのは相手が悪い。

もう〇歳なんだから、そこまで説明しなくても、これぐらいで分かるはず。

分からないのは子どもが聞く気がないからだ。

大人は、子どもの年齢や、状況で受け取り手を責める。


というお話しでした。

その時に例に出して下さったのが


「3歳ぐらいの子どもとキャッチボールをする時、思いっきり投げますか?

ちゃんとその子が受け取れるであろう、高さやスピードで投げますよね?

それで子どもがキャッチできなかったら、お前が悪い!とその子に言いますか?

自分が、ちゃんと投げてあげられなかったと自分を振り返りますよね?

なぜ、言葉なら振り返らないのでしょう。

なぜ、ある程度大きくなったら、その子の受け取り方の問題だとしてしまうのでしょう。

それは、コミュニケーションの上で正しいのでしょうか?」


とお話しして下さいました。


とても分かりやすかった!

そして、そうそうそれ!!と、とても納得しました。


なんとなく、ぼんやりと分かっていたことを、このように分かりやすく

伝えて頂いたことで、常日頃から意識して子どもと接することが出来るようになりました。


そして、わが家に限らず父親は口下手が多いもの。

なのに、口下手なことを改善しようとはなかなかしてくれません。。。

まぁ、「分からん奴が悪い」という昭和のお父ちゃんにはなかなか難しいのでしょう。


夫の言葉が足りていないなと感じる時、子どもに伝わっていないなと感じる時は

もうちょっと、詳しく説明してあげたら?

と早めにフォローを出すことで、父子間のすれ違いも減りました。


これは何も子どもが相手の時に限ったことではありません。

夫婦でもそうだし、相手が誰でも、意識しないといけない事。

そして、まず自分からの歩み寄りが大切だなと思います。


スムーズに通じ合うと、信頼は深まります。

信頼が深まると、もっと聞こう。もっと分かりやすく伝えよう。

とするのが人間です。

好循環ですね^^


<今日の禅語のまとめ>

【感応道交 かんのうどうこう】


伝えたい思いと、知りたい思いが交わえば、心も通じ合う。


子どもが理解できる言葉を投げかけるのは、そんなに難しいことではなく

少し、意識すれば出来るでしょう。


伝えたいを意識して、伝わった時

お母さんの感動は大きいですね。


そして、聞いてくれた子どもに感謝の気持ちも芽生えるでしょう。


そうすると、子どももお母さんの言いたいことが理解出来た喜びと

お母さんの笑顔をから、ちゃんと話を聞こうとします。


小さな積み重ねは、いい循環をもたらします。

まずは、お母さんからほんのちょびっと、意識を変えてみませんか?


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