現状、足りていることを知る、認識する、理解するという禅語です。
わたしたち人間は、もっともっと
と、多くを求めます。
多くの人は、足りていないからという理由から求めがちかも知れません。
この禅語の本来の意味も、もっともっと
と、多くを求めずに、今あるもので足りている
ということに目を向けるようにという禅語です。
では、今よりもっと上を目指すという、向上心はダメなのでしょうか?
今で十分足りているのなら、向上心はどこから湧いてくるのでしょうか?
足りているということを知ることは、この向上心とも深く関係しています。
足りている=これでいい
ではなく
足りている=ここまで出来ている
という、現在地点の確認でもある
と言えます。
今の自分の力、出来ていることをきちんと把握することで
さらなる成長を目指すのは、決して欲張りなわけでもなく
現状に不満があるわけでもない。
つまり、もっともっと と、足りないから求めるのとは違う
ただ、より良く生きるため、誰かの役に立つための向上心だからです。
現状を自分でしっかりと理解することは
欲張らずに生きて行くためにも
しっかりと自分の力を伸ばし、成長していくためにも
とても大切なことです。
わたしが、子ども達が行き詰まった時に掛ける言葉も
「今のあなたはどこまで出来ているの?
どこへ向かいたいの?」
という言葉です。
昔々はこんな、自分で考えられるような言葉掛けは出来ませんでした。
こんな風に、現状を把握してどんなゴールを目指すのか?
という言葉かけができるようになったのは禅タロットのおかげです。
カードを引いて、カードと話すことで、現状を把握し
禅タロットに寄り添ってもらうと、心が軽くなります。
そして、禅タロットを扱えるようになると
禅的思考で物事を捉えられるようになるので、生きることに対し
とてもシンプルで、平和に生きられるようになります。
落ち着かない日々が続く今こそ、必要な思考です。
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