山はどこまでも青々をとし、その中で花は、鮮やかに紅く咲いている
違いがあるからこそ、お互いが成せる、コントラストの素晴らしさを指す禅語です。
自分を理解し、役割を全うしようとするからこそ
自分とは違う素質と、一緒に成せるものがより素晴らしいものになる。
禅タロット 水のスート2 親しさ
黄色とピンクの葉の木は、混じり合って綺麗なコントラストを出していますが
その根は決して混じることなく、また相手の領地にも侵入しない。
1つになっているようで、それぞれきちんと自己が確立されています。
これって家族、特に父親と母親の役割りのようだなと思います。
実は、自己を確立していないと「自分」というものがあいまいになり
健全な他者との境界線は引けないのです。
世の中では、男女平等が声高く謳われていますが
これにわたしは、違和感を感じるのです。
と言っても
子育てや家事はお母さんの仕事
お金を稼いでくるのはお父さんの仕事
と言っているわけではありません。
そもそも、男性と女性では脳の構造が違います。
ですから、得意不得意は違って当たり前。
それを何でも、男女一緒くたにするのには無理があるんです。
そんな、どちらにも負担がかかるようなことをしなくても
どちらか出来る方が出来ること
得意な方が得意なことをして
支え合って行けばいいだけの話ではないでしょうか?
料理が得意なお父さんもいれば、苦手なお母さんもいます。
組織というものが得意でないお父さんもいれば
組織の中でバリバリ働くことが大好きなお母さんもいます。
この場合、お父さんがフリーランスや専業主夫で、お母さんが企業に勤めれば
このお家は平和で幸せ。
男であるとか、女であるとかよりも
出来る方がやればいい。
そして、その家らしい色合いの
素晴らしいコントラストを醸し出せばよいのではないでしょうか。
そうすることで、子ども達にもこんな生き方があるんだよ
とわが家らしさを教えることが出来る。
そうして、自分の得意不得意を理解し自己を確立することで
やってくれて当たり前
どうしてやってくれないの
家族なんだから〇〇すべき
といった 相手への依存はなくなります。
<今日の禅語のまとめ>
【山是青々花是紅 やまはこれせいせい はなはこれくれない】
お互い、自分の役割り以上の事をしようとしない。
自分の得意とすることに専念しましょう。
そうすれば、相手の苦手な領域にまで侵入することはなくなります。
正しい境界線ですね。
思い合うからこそ、立ち入らない。
立ち入らないから、助け合える。
多くの親が望むこと
子どもの自立は、まずこうしてお家から始まります。
境界線が苦手な方はカウンセリングセッションへどうぞ
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