やれるだけのことを精一杯やったら、結果は自ずとついてくる
ということを表わした禅語です。
果実は時が来れば自然に熟し、その実は木から離れていきます。
なんだか子育てにも似ていますよね。
禅タロットにも、その名も「熟すこと」というカードがあります。
自ずとついてくるとは言え、わたしはこれを「自分の思う結果に成ること」
とは捉えていません。
何故かというと、神様が下さるものは必ずわたしたちに必要なものだから
つまり、やるだけの事をやったのなら、結果が自分の思う通りでなくても、
それは神様がわたしたちに必要だと判断して与えて下さるもの。
そう捉えているからです。
子どもも、その子その子で早い遅いはあれど、時が来れば必ず巣立ちます。
あともうちょっと、と親が言おうが
早く自立して欲しい、と親が言おうが
やはりその子のペースはあります。
そう思うと、子育てで焦らなくても大丈夫
そんな風に捉えられるのではないでしょうか?
そして、これは今まさにシーズン真っただ中の
受験にも当てはまることだと思います。
現在、わが家にも大学受験真っただ中の娘がおります。
彼女はやりたいことがはっきりと決まっているので、大学も限られています。
第2志望は合格しているのですが、本命は明日発表。
万が一ダメなら、延長戦ですが先日の入試が終わった途端、昼夜逆転生活に
突入し、連日韓ドラの「トッケビ」にはまっております(笑)
延長戦に備えるには、彼女の勉強が足りているのか
足りていないのかはよく分かりませんが
何せ、結果は自然とついてくるものだと思っているので
不安はありません。
と言っても、普通は不安だし、言いたくなくても
「勉強しなくていいの?」
と言ってしまうこともあると思います。
でもね、【結果自然成】
子どもの巣立ちと同じで、時が来れば結果は付いてくるとと捉えれば
勉強しないと受からないのに勉強しないのだとしたら
それは、その子にとって必要な結果=学校ではないと思いませんか?
実際、学校なんてどれだけ評判が良くても、本人が望んでも
行ってみなければ分からない。
プラス、勉強しなくて落ちたとしたら、それもその子に必要な結果なのです。
どんな結果になっても大丈夫だと捉えたら、きっと子どもを信じて
任せられるのではないでしょうか?
<今日の禅語のまとめ>
【結果自然成 けっかじねんなり】
何の心配もしなくても、焦らなくてもやった分の結果は付いてくるのなら
それが必要な結果。
もしやりきれなかったのなら、それは今必要な結果ではなかったから
全力を注げなかった。
子どもにはそれぐらいの余裕を持った目で見てあげてもいいのではないでしょうか。
それでも、子どもと向き合うことが難しい方はカウンセリングセッションへどうぞ
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