主人公【しゅじんこう】

自分の中にある、本来の自己。

深くは、誰の中にもある仏性のことをいいます。


主人公という言葉が、禅から生まれた言葉って知っていました?

主人公という言葉は、演劇や小説、漫画の中に出てきますが

自分の人生の主人公は自分

なんて言い方もするように、やはり物語の中だけではなく

現実の世界で、自分も主人公ですね。


禅語はその主人公とは少し意味が違います。

禅語の主人公とは、自分の中にある、本来の自分

「本来の自己」であると言います。


普段思っているような、自分とはこういう人間だ

というのとは違い、もっと根っこの方にある自分です。



さて、最近のわたしの一番の関心事は、末っ子の学校の行き渋りです。

悩みごとではなく、関心事と書いたのは

関心はあるけど、悩んでいないからです。


悩んでいないので、ただ末っ子の話しを聞き

思いを聞き、考えを聞き、聞かれたことにだけアドバイスをし

あとは、関心を持って接するだけ。


末っ子の言動に、自分から働きかけることは辞めました。


何故かと言うと

この行き渋りにより、わたしがずっと思っていた末っ子とは

違う、本来の末っ子が見えてき始めたからです。

これが、彼女の主人公の部分でしょう。


末っ子の本来の姿が見え始めた時

もう、何も言うことも、求めることもなくなってしまったのです。


末っ子には、譲れない自分というものがしっかりあり

その信念が曲げられそうだから、学校へ行きたくない


わたしは、わたしを大事にしたいんだと

言葉こそ、はっきりそうは言いませんが

彼女の話しから、そんな想いが見えました。


そして、その末っ子の持つ本来の彼女は

もう、子どもではなく、立派な一人の人間だなぁと感じたので

今後のことは彼女本人に任せようと決めました。


そうすると、悩みごとではなくなってしまったんです。


次女の不登校の時とは全く違います。

次女は、なかなか本当の自分を見つけられなかった。

だから、本人もわたしも長く苦しんだし、今もまだ

抜け切れていないところがあります。


でも、これはこれで、まだ学びがあるので次女は今も

きちんと自分と向き合っています。


本当の自分に出会うって、とても大切で

早くに出会えることは、とても幸せだと思います。


そして、その本当の自分を大切に生きようともがく末っ子

わたしがすべきことは、そんな彼女を見守り、支えることだけです。


<今日の禅語のまとめ>

【主人公 しゅじんこう】

外側に出ている自分ではなく、本来の自分

本来の自分らしさを大事にしましょう。


子どもが、自分らしさを大事に生きようとし始めたなら

あなたは、親として何をしてあげたいと思いますか?


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