以心伝心【いしんでんしん】

言葉などを介さずに、悟りの内容を人に伝えること。

悟りは、言葉ではなく心と心で伝えるもの。

ということを指す仏語です。


今は、4文字熟語として広く認識されていますね。

言わなくても通じ合う程の仲

そう認識されていることが多いでしょう。


実際、長く家族として暮らせば磯野家の波平さんとおフネさんのように

「おい、母さん。あれはどこだ?」

と言えば

「はいはい、あれですね」

なんて、「あれ」だけで通じることもありますね。


わが家も、28年も一緒にいるので、話しの最中に出る「あれ」は大体わかります(笑)

子ども達には驚かれますけどね。


そんな、「あれ」ではなく、もっと大事なことが、言わなくても分かることがありますよね。


親子だと、とても分かりやすいんですが

子どもの様子がおかしい時、お母さんってすぐ気付きますよね。


でも、パートナーの事はどうでしょう?

気付くのは気付くでしょうが、それは子どもの異変に気付くより

ゆっくりなように思います。


今日のテーマに、夫婦問題を入れても、親子問題を入れなかったのはこのためです。


夫や妻の異変は気付きにくい。


何故か?

何かあればちゃんと言ってくれるだろう。だって大人だもん。


でも、大人でも自分で異変に気付いてなければ、伝えることは出来ません。

その他に、大事なことほど口に出来ない時・人もあります。


わが家で言うと、うちの夫はかなり過酷な環境で育ったため、少しひねくれた部分があります。

随分マシにはなりましたが、見捨てられ不安を抱えています。(本人無自覚です)


ですから心が満たされないと、ネガティブで、攻撃的な発言が多発します。


例えば、

「エンディングノートを書こうよ!」

と言うと

「そんなに俺に早く死んで欲しいんか」

と言います。。。


そんな事一言も言うてないのにね。

すかさず

「こういう準備をしてたら長生きするって言うやん。実際うちらお互いの事

干渉しない分、知らないこと多いんやし」

そうフォローしたんですが

「準備は出来とる!」


うん。その準備についても言ってくれないと分からないよね。。。


こういうやり取りがある時、大抵わたしが忙しかったり

何かに夢中になりすぎて、夫婦の時間がちゃんと取れていない時です。


もういい大人だしね。それこそエンディングノートの準備も視野に入れる

歳だけど、やっぱり気を回して、気に掛けてあげないといけないのです。


「いちいち、言わんでも分かるやろ!!」

そう言われたときは、


「いいえ。言わないと分かりません。分かろうとも思いません」

そう言いますけどね(笑)


上手く言葉に出来ない相手の気持ちを思いやることは出来るはずです。

そうすれば

あ、ちょっとほったらかしすぎたな。

そう気付くし、気に掛けることも出来る。


そうして相手が満たされ穏やかになってから

言わんと分からへんよ

そう自分が伝えればいいのです。


夫婦円満の秘訣ですね(≧▽≦)


<今日の禅語のまとめ>

以心伝心【いしんでんしん】


伝えることを得意としない人がいるなら、その気持ちを汲んであげることは

相手に対する最大限の思いやり。


そうすることで得られる、夫婦円満、人間関係円満もある。


言葉で言わなきゃ分からないのは事実だし、それは大切だけど

だからこそ、先に気持ちを汲んであげることが出来れば

いずれ言葉も通じ合うようになる。



夫婦関係がこじれるのは、お互いの親子関係が大きく関わっています。

そんな時も、カウンセリングセッションで、お互いの親子関係を見ていくといいですよ。

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