明月上孤峰【めいげつ こほうにのぼる】

高い山に明月が上がっている美しい風景

山は山で、月は月で美しく存在感があり、お互いが一つの景色にあることで、より一層美しい風景となっていること。


お互いの良さを引き立てているようですね。


この景色において、月と山はまるで協力し合い、1つの情景を作り出しているかのようです。

それは、まるで昨日のわが家のようだなと感じたのでみなさんにシェアしたいと思います。


昨日、3女と末っ子が喧嘩しました。

真面目な3女と、フリーダムな末っ子。いつも親はお姉ちゃんの肩を持ちます。


昨日も3女が末っ子に対して怒っていたので、末っ子が咎められました。

しかし、よくよく聞くと末っ子の言い分もおかしくはないのです。

ただ、順序とタイミングが悪かっただけ。


口が立つ上に、口が悪く、いつもはお姉ちゃんを言い負かす末っ子が、珍しく

しくしく泣いておりました。

その様子を見た夫が、小さい子をあやすようになだめるのです。


今日は、我慢してお姉ちゃんに譲ったって、明日お父さんとラーメン食べに行こか?

と(笑)


喧嘩の原因が、3女が試験勉強しているのに、末っ子が友達と電話していてうるさい

というものだったので、ラーメン関係ないやんと、心の中で笑いながらも、黙って夫にフォローを任せていました。


昨日は拗ねて、もういい

なんて言ってた末っ子ですが、今朝また車で学校へ送ってもらった時に


ほんで、お父さん、何時に迎えに来てくれるん?

そのまま二人でラーメン食べに行く?


と、ラーメンを食べに行くことで昨日は我慢し、今日はそれを楽しみにしていたのです。

この話しをお昼に聞いて、やっぱり夫にフォローを任せてよかったなぁと感謝しました。


でもね、夫にフォローを任せるなんて、わが家では今までありえないことだったのです。

そもそも、こうして夫婦が協力して子どものフォローが出来ていれば、長女と次女の子育てで

ここまで大変な思いはしなかったはずですし。


うちの夫はコミュニケーションが下手です。虫の居所が悪ければ、相手が子どもでもわざと傷付くようなことを言います。

その上、過去育児に非協力的でした。

ほぼ一人で4人を育てていた時期もあったので、わたしは夫が子育てに口をはさむことを嫌っていました。

あなたになんて、分からない。と。


もちろん、夫婦仲も良くありませんでした。


それが紆余曲折あり、まず夫婦でしっかりコミュニケーションを取るようになると、夫のものの言い方も変わりましたが、わたし自身、たまに的外れなことを言われてもあまり気にならなくなりました。


そして何より、夫は夫で、父親として子どもとちゃんと向き合いたいと思っていること

自分に何が出来るか考え、行動しようとしていることが見えたので

わたしは、よっぽどのことがない限り、夫を信じて子どもを任せます。


子どもと夫がすれ違えば、わたしがフォローに入ることもあります。


ラーメンに誘ったのも、昔夫がラーメン屋さんで働いていたことを知った末っ子が

そのお店に行ってみたいとわたしに言うので、それを夫に伝えており、夫は実現しようとしたからなのです。


しかし、おかしいと言えば、おかしいのかも知れません。

父親も母親も、親に変わりはないんだから、そんなに神経を使って父と子どもとの関係を見守らないといけないのか?と。


でも、夫婦と言えど他人です。

親と言えど、親としては子どもと同じ年です。

これは、子どもが何人いようが長女の親としては何歳。

末っ子の親としては何歳。そういうものだとわたしは思います。


だから、子どもに対する対応もそれぞれです。


そして、父親は母親と全く同じようには子どもに向き合えないし、意見や視点が違って当たり前。

だからこそ、まず夫婦がコミュニケーションをしっかりとって、それぞれの立場から協力し合い

それぞれの良さを引き出し、引き立て、家族という一つのチームを作りあげていく必要があるんだと思います。


子育てが大変な時、夫婦でコミュニケーションを取って助け合うことは、当たり前なようで難しいことでもあります。

わが家のように、子どもが問題行動を起こすと夫婦仲が悪くなることもあるでしょう。


でも、夫婦がやり方や考え方は違っても、同じ景色を作り上げたい、そしてその景色を見たい、子ども達に見せたいと思えば、避けては通れません。


ですから、まず夫婦のコミュニケーションを。

旦那さんの、ここは凄い!!

と心から思えるところを1つでも見つけて、それをきっかけにコミュニケーションを取っていくのもいいでしょう。


そして、お父さんとしての接し方・お母さんとしての接し方

時と場合によって使い分け、家族という一つの景色を作り上げて下さいね。


夫婦が力を合わせれば、これ以上ない素晴らしい家族の景色が見られるはずです。



どうしても、向き合い方が分からない

今さら、という思いが勝って、コミュニケーションを取れない


という方は、カウンセリングセッションでお話を聞くことも出来ますよ。


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