逆風でも帆を張れ。
困難に立ち向かうことで前に進める。
という禅語です。
もう、無理だ
と思う状況でも出来ることはあるし、やり方次第で状況が大きく好転します。
ピンチをチャンスに変えるのか、ピンチをピンチで終わらせるのか。
やり方によっては、ピンチをチャンスに変えることは可能だし
諦めてしまえば、ピンチはただのピンチで終わってしまいます。
わたしはヨットや船のことは詳しくありませんが、全くの素人でも
帆をどう張るのか、どの向きに張るのかなど
「帆」というものをどう扱うかによって自分の進路が変わることは
想像せずとも分かります。
同じように、わたしたちの身に起きるピンチやトラブル
どれだけ努力しても、もうこれ以上は進めないと感じる状況でも
どのように対応するかによって、その先の未来は変わってきます。
わたしの場合、今、次女が病み期に入っています。
先回りして、手を差し伸べても本人が楽にならないことは分かっているので
ただ、ひたすらじっと様子を見るだけです。
それでも、自傷行為がある子は、万が一
ということも考えると心穏やかではありません。
そんな日々でしたが、とうとう次女本人からSOSが来ました。
SOSが来るということは、例え親が気付いていたとはいえ
彼女の現状を直視することになり、やはりわたしもダメージを受けます。
こんな時、一緒に住んでいればよかった
と思うこともあれば、別居で良かったと思うこともあります。
同居なら、もっと早くにしんどさに気付いてあげられるし
最悪の事態を避けられるのではないかという、希望があるり
別居なら、子どもからのアクションに対しての返事に時間を掛けて冷静になれます。
離れていると、不安は大きいです。
こんな時に病み期に入られると、まさに逆境です。
でも、だからといって嘆いている暇はありません。
今回は別居という環境が
本人も、直接は言えない胸の内を打ち明けてくれることに功を奏したし
わたしは、今の彼女と自分にとっていい返答は何かを考えて、ゆっくりと返事することが出来ました。
おかげで
まだ、次女は今回のしんどさから脱出できていないし
現在進行中ではありますが、少し落ち着き
見守るというわたしの意思も改めて固めることが出来ました。
この逆境を乗り切る準備は出来ました。
<今日の禅語のまとめ>
【逆風張帆 ぎゃくふうに ほをはる】
ピンチはチャンス。
乗り切ろうと思えば、いくらでも方法はあるし
諦めない限り、ピンチのままで終わることなく
次の世界が開けます。
今、親子で感じている生き辛さも
後々、幸せになるための、試練という向かい風なだけ。
一人で乗り越えられなければ、誰かに助けてもらうことも
「帆」をどう張るかということ。
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