啐琢同時【そつたくどうじ】

雛が孵るとき、雛は内側から、親鳥は外側から同時に殻をつついて、無事に生まれること。


タイミングが重要ということです。

このタイミングが重要というのは、子どもに対してだけでなく、わたしたち親側のタイミングも重要で、それより前に人にはタイミングがとても重要だなと思います。


この、タイミングが合わない、というだけで全てが水の泡となることは、しばしばあるからです。


例えば、いつまでも宿題に手を付けない子ども。

早く宿題しなさい!!

なんて言葉かけは論外ですが、忘れているかもしれないからと

宿題は~?

と優しく声掛けしたところで


分かってる!!今、やろうと思ってたのに( `ー´)ノ


なんて返ってくることは、よくあるお話しですね。


わたしの個人的な例を挙げれば

昨日の禅語で、叔母との絶縁を例に挙げたのですが、夜中に叔母から謝罪のLINEがありました。


もちろんわたしの、心構えは出来ていないので、到底受け入れられません。

せっかく謝っているのに、とも思いますがこればかりは仕方がありませんね。



相手の状態を見極めるということはとても重要で、とても難しいことです。

しかし、日々の生活では、卵が孵る時ほど失敗が許されない

ということは少ないので、どんどんチャレンジして、相手の状態を見極める力をつけて行くことが良いでしょう。


相手の状況が分かれば、声掛けのタイミングも合います。

手を差し伸べるタイミングが合えば、相手の成長は目を見張るものがあります。


心を許してくれるスピードもグンと上がるでしょう。


わたしのやり方を書くと

常に子ども達にアンテナは張り巡らしはするものの

自分たちから、サインを出さない限りは手を差し伸べません。

もちろん、これは双方の信頼関係があるからであり、わたしと娘達とのタイミングです。


少しでもおかしいと思えば、様子を伺い、SOSを出しやすい状況を作ります。

そうして、SOSが出れば手を差し伸べます。


手を差し伸べはしますが、本人たちも頑張らなければいけません。


そうすると、自分の力で殻を破ったという実感もあるので自己肯定感も守られ

手助けしてもらったこともちゃんと理解しているので、そこに感謝も生まれます。


タイミングが合うってなんて素晴らしいのでしょう。


<今日の禅語のまとめ>

【啐琢同時 そつたくどうじ】

殻を破りたい側のタイミングと、手を差し伸べる側のタイミングが合うことは重要。

タイミングが合えば、人の成長は目まぐるしいものです。


子どもも含む、わたしたちの自己肯定感を育てましょう。

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