坐石待薫風【いしにざして くんぷうをまつ】

思い通りの良い風が吹かない時は、じっと静かに待っていればいい。

という禅語です。


子どもと向き合っていると、何をしても上手くいかない時があります。

そんな時は、あえて何もせず、じっとしていた方がよいことが多いものです。

子育ては、当たり前ですが、思うようにいかないものです。


これは、子どもが小さい、大きいに関わらず、相手は一つの人格を持った人間ですから

思うようにいかないのは、生き辛さを抱えていなくとも、ごく自然なことです。


しかし、決して思い通りにしようとしているわけではなくとも、上手くいかないことは多々あります。


意見の相違や、すべきことをしない、普段の生活態度など


んー、もーなんでやねんっ!!


と叫びたくなるほど、、すれ違う時

お互いに時間と距離を取る方がいいなぁと思うのです。



今、わが家では末っ子とわたしがすれ違いまくりです。


何せフリーダムな子なので、時々家のルールを全く無視することがあります。

今まさにそのシーズンなのです。


そろそろ、家事その他に支障をきたし始め、日常生活が不快になってきたので

母の小言が増えました。


しかし小言が増えると、ますますわが道を行きます。

まるで嫌がらせのように(笑)


そすると、母はますますイライラして、小言が大声に発展していきます。

でも、大声になったところで動きません。


そして、とうとう夫からわたしに対してストップがかかったのです。


でも、わたしはわたしで、末っ子とのやり取りでストレスマックスだったので夫からの忠告など耳に入るはずもなく


誰も自分の気持ちを分かってくれない、周りが敵だらけのような気持ちになり、完全にフリーズ状態になりました。


止めに入った夫に対し、言いたいことは山ほどあったけれど、言ったところで状況は悪化するのは目に見えているので末っ子だけではなく、夫とも冷戦状態になってしまったのです。


でも、一日たってこれで良かったなぁと思いました。


今も夫に対して、言いたいことは山ほどあるけど(笑)

ストップをかけられたことで、強制的とはいえ、冷静になれ、末っ子は

家のルールを無視しているのではなく、自分のことで頭がいっぱいだっただけだと気付けたのです。


しかも、彼女は無意識です。

自分が自分のことで頭がいっぱいになり、家の中を乱しているとは微塵も思っていません。

だから


なんで自分はいつも通りなのに、こんなにお母さんに怒られないとあかんねん。

ムカつくわ!!


となり、余計に反抗的な態度になるのです。


もう、これはじっと座って、彼女が落ち着きを取り戻すまで待つ以外ありませんよね。


子どもが、大なり小なり問題を起こす時

必ず理由があります。


それが、分からず受け入れられない時は

あえて何もせず、そっと距離を置き、自分も冷静になった方が見えてくるものがあります。


今回、夫に対して言いたいことは山ほどありますが←しつこい(笑)


末っ子をちゃんと見てあげられてなかったなぁという反省とともに

いつまでも、頼りなくて小さい子のように思ってしまうけど、自分のことで頭がいっぱいになるまでに成長しているのかと思うと、嬉しくもあり、少し寂しい気もしました。


はい。親の勝手です。



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