ひとつの花が五枚の花びらを開き、やがて実を結ぶこと。
心に悟りという一輪の花が咲けば、五つの心智(良い心や知恵)に分かれて花開き
やがて成就する=実を結ぶ
そしてその、元はひとつであると言います。
この禅語は、禅タロットの「参加」というカードが示すものとピッタリだなぁと思います。
「参加」というのはこんなカードです。
ここに描かれているのは5人ではなく、4人ですが、この人たちは、それぞれのエネルギーを隣の人に与え、反対の人からは、エネルギーをもらっています。
そうして、エネルギーの循環をしている、それぞれの良さを最大限に活かすことのできるグループを表しています。
これが本来の家族というグループだなぁと思います。
そして、家族は時にぶつかり合い、すれ違っても必ずこのカードのように
お互いの良さを最大限に活かすことを諦めないそんなグループだと思います。
家族とは、近い分、ぶつかり合った時のエネルギーもすさまじいものですが
諦めきれない、という良さがあると思います。
人はもちろん、1人でも素晴らしい存在なのですが、力を合わせれば尚、素晴らしい形を作ることが出来ます。
そして、この禅語
【一華開五葉 いっか ごようをひらく】のように、元は一つ。バラバラでは家族の良さが活かされない、みんなが揃って、一つの形を成す。
相手を活かすって、本当に難しいことです。
わたしの場合、先日の末っ子との喧嘩が収束しておりません(笑)
でも、自分の心と向き合いながら、決して意地ではなく、ここでいつも通り折れたら彼女のためにならない。
と1歩引いてる部分があるのです。
もう、16歳ですからね。
あまり世話を焼いてばかりでは、自分のことが自分で出来なくなります。
そろそろ、本領発揮してもらおうと敢えての突き放し
しかも、わたしと彼女の関係性ではこのやり方が一番いいのです。
これを見極めるまでは時間が掛かりました。
わが子と言えど、それぞれ個性が違いますからね。
突き放し効果は良く効いているようで、しっかりと自分で起きて、学校へ行っています。
うらでは、こっそりと夫がモーニングコールで起こしているのかも知れませんが(笑)
それは、それで隣り合った彼らの相手を引き上げるやり方。
わたしがとやかく口を出すことではないので、結果家全体が穏やかに、上手くいけばそれでOKだと思っています。
1人では難しいことも、せっかくの家族というグループがあるのですから、上手くお互いの力を活用できるように意識してみましょうね。
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