和気満高堂【わき こうどうにみつ】

高堂(お寺の本堂・茶室などの部屋)の中に和やかな空気が満ちていること

和やかな場は人の心を優しくしてくれる


誰かと同じ場所にいる時に、その場は和んでいる方が嬉しいですよね。


家の中を和ませることも大切ですが、わざわざ和む場を作るのも、子育て、特に思春期において大切なのではないかと思います。


今週は毎日雨ですね。

この雨の毎日、3女はわたしが、末っ子は夫が学校まで車で送り届けています。


わたしたちの子ども時代と違って、都会にいても豪雨の被害は命の危険さえ含むので、心配だから

というのもあるのですが、自転車通学の3女は、電車を使うとかなり遠回りなのと、受験生で毎日塾へ通っているので車の送り迎えが安全なのです。


しかし、末っ子は電車通学のため、本来ならば最寄り駅まで車で送ってあげるだけでも十分なのです。


なのに夫は毎朝、末っ子がシャワーを浴びる時間まで考慮し、モーニングコールで起こしてまで学校へ送り届けています。


普段の生活が遅刻の常習犯なので、甘やかしすぎ!!とわたしに叱られながらも(笑)




うちには娘が4人いますが、上の2人は高校を中退しました。

今となっては、これはこれでありだな。と受け容れているのですが、夫がこれを受け容れるまでは

わたしよりずっと、大変だったようです。


そして、遅刻の常習犯の末っ子

時々学校を辞めたいと言い、辞めるのを承諾してもらうプレゼンをしてきたことがあります。

そのお話しはこちら 学校を辞めたいお話しのその後


本気で辞めたければ辞めればいいと夫婦二人ともが思っているのですが、親ですから

出来れば高校はちゃんと卒業して欲しい、という気持ちはもちろんあります。


ただ、ここで

わたしは、遅刻が卒業に影響してもそれは本人の意思と責任

と捉えています。

ですから、朝声を掛けて起こしますが、起きなければ放置します。


そんなわたしとは違い、夫は雨の日に車での送り迎えをしてでもご機嫌に通ってくれればそれでいいじゃないか、と思っているのです。


ですから、モーニングコールまでして、車で往復1時間ちょっとかけて送り届けています。

でも、それだけが理由ではなかったのです。


毎朝、学校までの車の中での末っ子との時間は、夫にとっても子どもとのコミュニケーションを取る

楽しい時間でもあったのです。


学校の話し、友達の話し、遅刻はなくそうという話し、彼女の思い、父の思い

そんな話しをしながら、時々諭し、楽しんでいるのです。


親子と言えど、相性があります。

夫と末っ子は相性がいいようで、末っ子の扱いは夫の方が上手です。


ですから、夫は末っ子はどうしたら伸びるのか、よく理解しています。

そして、そのためにわざわざ和む場=雨の日の送迎を作っているのです。

もちろん、上の子たちとは向き合えなかった後悔がそうさせている部分もあります。


父として出来ること、甘やかしと言われようが、雨の日の送迎=和む場が必要だと感じるからわざわざ作っているのでしょう。


そして、二人でお昼ご飯を食べながら、今朝は車でこんなを話した。

あの子はこんなことを感じているみたい。


そんな報告を受けながら、夫婦でも和む場を作っています。


1日の始まりに、親子で和む場を味わい

お昼は夫婦で、それを共有し

夜は家族みんなで和やかに過ごす。


心が穏やかになる、循環ですね。


綾子











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