2021.06.16 14:08雨過青苔湿【あめすぎて せいたいうるおう】雨上がりの苔が青々としている様子。雨と苔がお互いを引き立てているような、美しい情景を表した禅語です。雨露が光り、苔の美しさをより一層際立て苔は、雨露に濡れたその美しさから憂鬱にも捉えられがちな雨を恵の雨であることを身を持って知らせてくれる。お互い上手く引き立てる、とっても美しい情景。時に荒々しくもありますが、これって人が関わり合う姿にも似てると感じませんか?
2020.07.14 11:03巌谷栽松【がんこくに まつをうえる】険しい谷の岩肌に松を植える。松の成長は見届けられなくとも、今植えることに意味があるということ。厳しい環境なので、松は育たないかも知れません。松が成長するには時間が掛かるので、成長する頃にはもう自分はおらず、成長を見届けられないかも知れません。それでも、今そこに松が必要だから、自分が松を植えたいから、育つことを信じて植えるのです。