随所作主 立処皆真【ずいしょにしゅとなれば りっしょみなしんなり】

どんな場所でも、どんな状況でも、主体性を持ち、自分を見失うことなく、自分のすべきことをなす


これは、「自分」というものがきちんとあれば、どこで何をしていても、どんな状況でも、ぶれることはないことを表します。


「自分」というものがきちんとしている=自己の確立ですね。


自分にとって大事なもの、譲れないもの、曲げられないもの

これはどんな場所、どんな時でも貫き通すことが大事である、ということです。

1人離れた寂しそうに見えるところでも、蓮はちゃんと花開きます。



例えば、レンタカー。

お金を出して借りたんだし、保険も入っているし、ちょっとぐらい傷付けても大丈夫。

なんて考えず、この車を借りている間の責任者・所有者はわたし。

だから、傷一つ付けずに、丁寧に気持ちよく乗って、きれいに返そう。

そんな心構えが必要だという教えです。


これは当たり前と言えば当たり前のことですが、人間というのはちょっとの理由で

簡単に折れてしまう、流されてしまうことがあります。



日ごろ、子どものやりたいように、アドバイスはしても口を出さないように、見守ることを心がけているわたしですが、先日、長女のやろうとすることに

反対だ!!と口を出しました。


それも少しきつめに

やるなら家に帰ってこない覚悟でしなさい。と突き放しました。


もちろん、なぜそう言うのか、あなたの何が間違っているとお母さんは思うのか

ということもきちんと説明しました。


普段は、口を出さずに見守ることを大事にするけど、今回ばかりは違う

ということも、はっきりと言いました。


長女が何故、そうしたいのか、気持ちはよく分るんです。気持ちは分かるし、そうすることが出来る環境であれば、そうさせてあげたい気持ちは強くあります。


でも、今回は違う。絶対に譲れない。

わたしの思う、大事にする、人間が大事にすべき生き方ではないから。

これを伝えるのはわたしの役目だから。


突き放しましたが、きっと彼女は実行するでしょう。

でも出来れば反対せず認めて欲しいんです。


だから昨日

お母さんが帰って来るなって言うから傷付いて、毎日涙で枕を濡らしている。傷付いたから謝って。

と冗談話しのようにLINEが来ました。



こうしようと思う。

そう聞いた時、この子の気持ちも分からないわけではないし。。。と中途半端に優しさを出して


お母さん、それはあんまり、賛成出来ないわ~

なんて、娘のご機嫌をうかがったものの言い方では、彼女はこんなLINEを送ってくることもなく

軽い気持ちで強行突破したでしょう。


しかし、もう24歳ですし、今まで好きなように生きてきたのですから(笑)

やる、やらない、は自分で決めることです。


だけど、親の反対を肝に銘じて実行するのと

フワフワと、浮ついた気持ちのまま実行するのとは結果も、経過も違うものになるでしょう。


わたしの、突き放した冷たい言葉は彼女の「覚悟」となって届いたことが

傷付いたから、謝って。

の言葉に込められていると思います。


止められはしないけど、わたしの思いが通じたんなら、きっとなんとか乗り越えるでしょう。

そう信じて、これからも自分を貫いて、娘たちと真剣に向き合っていこう。


これがわたしの譲れない、役目だから。




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